腕時計の読みもの

腕時計に関する様々な情報を「読み物」として紹介していく時計ブログメディアです。

Baume: リシュモンが時計のカスタムオーダーができる新ブランド「ボーム」発表

f:id:martybear:20180516204729j:plain
出典: https://monochrome-watches.com/

リシュモングループが新ブランドBaume(ボーム)を発表しました。

新ブランドBaumeとは

f:id:martybear:20180516205427p:plain

Baume(ボーム)は、リシュモンの新しい時計ブランドです。これまでリシュモンは外部のブランドを買収する形で新ブランドを追加していましたが、今回はそうではなく新規のブランドとして立ち上げたため話題になっています。

f:id:martybear:20180518164558p:plain

腕時計好きの方であればブランド名Baume(ボーム)に聞き覚えがあるかと思います。同じリシュモンの時計ブランドのひとつBaume & Mercier(ボーム&メルシエ)の名前の前半部分です。

この2つのブランドにはやや関係があります。まずボームのトップは、ボーム&メルシエのプロダクトマーケティング・ディレクターだったMarie Chassot氏が就任しました。そして同氏が何名かのボーム&メルシエのメンバーを引き連れて立ち上げた形となります。そのため本来ならばボームはボーム&メルシエの一部という形になるはずでした。ですが、ボーム&メルシエは自社デザイナーを抱えた独自ブランドとして独自の戦略で時計作りに取り組んでいくようです。

リシュモンの本当に手の届く腕時計

f:id:martybear:20180518170941j:plain

出典: https://www.hodinkee.com/

ボーム&メルシエは、これまでリシュモンの中でも手の届く高級時計ブランドのポジションを掲げていましたが、実際の価格とそのスローガンは必ずしも合致していませんでした。

今回登場したボームは、約7万円〜13万円程度の価格帯でこれまでのリシュモングループには無かったポジションです。

搭載ムーブメントもクォーツを中心にMIYOTA(ミヨタ)の機械式ムーブメントを搭載し価格を抑えています。

高いカスタマイズ性で自分好みの時計が作れる

f:id:martybear:20180518171845j:plain
出典: https://www.baumewatches.com/

Baumeの時計の最大の特徴は、ECサイト上でのカスタマイズ性です。ベースの時計を選んだら文字盤やケースそして針の色や時計ベルトなど自分好みの時計を作ることができます。

最近は、国産のKnotやKickstarterで話題になったUndone、そしてIWCのインヂュニアクロノグラフもサイト上でカスタムオーダーができるようになったりとECサイト上でのカスタマイズがひとつのトレンドになっているようです。

www.thewatchblog.net

まとめ

まだスタートしたばかりのブランドですが、今後ボームが新しい客層の心をつかむことが出来るのか非常に楽しみですね。

ボームの公式サイトはこちらからご確認ください。