腕時計の読みもの

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秒速5センチメートルのG-SHOCK 主人公「遠野貴樹」が着用していたGショックはどのモデル?

秒速5センチメートルのCASIO G-SHOCK G-2500-3V

©コミックス・ウェーブ・フィルム

新海誠監督の映画といえば、細かな情景描写で有名ですが、それは本当に細部まで表れていて登場する腕時計も例外ではありません。

秒速5センチメートルの第一話『桜花抄』(おうかしょう)では、主人公の遠野貴樹が文通をしていた篠原明里に東京から栃木に会いに行くシーンで度々時計が登場します。

パッとみてすぐ気がつくそのデザインは、ほとんどの人がG-SHOCK(Gショック)であることに気がつくと思います。

今回はそのG-SHOCKをご紹介します。

秒速5センチメートルの遠野貴樹のG-SHOCK

秒速5センチメートルのCASIO G-SHOCK G-2500-3V
©コミックス・ウェーブ・フィルム

劇中で東京から栃木に向かう際、幾度となく貴樹は時間を気にして時計に目をやります。

それもそのはず、秒速5センチメートルの第一話『桜花抄』は、1995年3月のこと。

今のようにスマートフォンでLINEでやりとりするような時代ではなく携帯電話もだんだんと普及し始めたタイミングで中学生が持つような時代ではありません。

大雪による遅延で何度も時計の描写が写るのは心情をうまく表していますよね。

秒速5センチメートルのCASIO G-SHOCK G-2500-3V

©コミックス・ウェーブ・フィルム

小説版では、中学校の入学祝いとして買ってもらった黒いG-SHOCKと記載がありますが、もちろん型番までのディティールはさすがに記載がありません。

時計の描写のあるシーンを詳しく見てみるとブラックのようなダークオリーブグリーンのようなカラーリング。オレンジ色の液晶ディスプレイがあり、ベゼルは3つのネジで止める特徴的なデザインです。

アニメ内では、ベゼルのG-SHOCKの表記が無く、またCASIOではなくOCASIになっていますね。

調査してみた結果ひとつのG-SHOCKがヒットしました。

秒速5センチメートルのCASIO G-SHOCK G-2500-3V

それがこちらのモデル「CASIO G-SHOCK G-2500-3V」です。本体のダーク系のカラーリング、液晶ディスプレイの色そして特徴的なベセルまで完全に一致しますね。

こちらのモデルは、2001年3月に発売されたモデルで現在は既に生産終了となっているモデルです。また海外限定モデルのためそもそも日本で手に入れている方は少なかったかもしれません。海外のAmazonなども調査してみましたがやはり入手することは難しいようです。

CASIO G-SHOCK G-2500-3Vは、海外限定モデルであるのですが、日本向けのモデルもありました。それがこの「CASIO G-SHOCK G-2500-1MJF」です。

CASIO G-SHOCK G-2500-1MJF

ベゼルには、赤字でG-SHOCKのロゴがあり海外版と違いケースはブラック、そして青色の液晶ディスプレイです。

小説の描写と日本モデルであることを考えると遠野貴樹が本来着用していたのは、このCASIO G-SHOCK G-2500-1MJFだったかもしれませんね。

2001年発売当時は、13,000円(税抜)で販売されていたようです。こちらも調査してみたのですが、同様に楽天市場などでも手に入れる手段はありませんでした。

秒速5センチメートルのCASIO G-SHOCK G-2500-3V

©コミックス・ウェーブ・フィルム

いかがだったでしょうか。すでに新品で手に入れる手段はないのですが、メルカリなどでは、一部中古品を出品されている方もいるようなので、秒速5センチメートルファンの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。