腕時計の読みもの

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コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ 手頃な価格で手に入るスタイリッシュなクロノグラフウォッチ【レビュー】

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフの着用イメージ

最近は、Kickstarter風やダニエル・ウェリントン風の手頃な価格の時計が数多くリリースされています。ですがそのほとんどが似たり寄ったりのデザインで、あまりそれぞれの個性が無く区別がつきにくいのが現状です。

コーニッシュもどちらかといえば、手頃な価格帯で時計を提供するブランドですが、そういったブランドの中では特にデザイン性に優れた時計を提供していると思います。

今回ご紹介するCorniche Heritage Chronograph(コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ)は、コーニッシュの新作で同ブランド初のクロノグラフウォッチです。

スタイリッシュで高級感のあるデザインのコーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ

左からコーニッシュ ヘリテージ クロノグラフの黒文字盤、青文字盤、ゴールドめっきモデル

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフは、20世紀半ばに登場したクロノグラフたちにインスパイアされたデザインの時計です。

個人的に感じたのは、A.ランゲ&ゾーネのダトグラフや1815クロノグラフ、そしてパテック フィリップの5170Gといった最高峰ブランドのクロノグラフウォッチのデザイン要素をうまくかけ合わせたようだなということです。

ステンレススチールの黒文字盤、青文字盤とローズゴールド(PVDコーティング)の3種類展開です。

外観レビュー

今回特別に黒文字盤の実機をお借りする機会をいただきました。2〜3ヶ月ほどじっくりと普段使いしました。今回はそのレビューを撮影した写真と共にご紹介します。

ケース

時計ケースの上に置いたコーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ

ケースは、直径39.5mm、ケース厚11.5mmとサイズ感も良好です。

クロノグラフだと大きなサイズになりがちで、サイズが大きくなる分カジュアルな印象の時計が多いものです。

ですが、39.5mmは適度なサイズ感で個人的にはかなり好みのサイズです。

特に腕の細い日本人には丁度良いサイズ感です。 

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフのケースサイド

ケースサイドを見てみましょう。ケース厚は、11.5mmです。

立体感を演出というわけではないと思いますが、ベゼルとケースバック部分はポリッシュされておりミドルケースはサテン仕上げです。

また、クロノグラフのプッシャーとリューズもポリッシュされています。リューズにはコーニッシュの「C」がデザインされています。

個人的にこの時計の弱点だと感じているのはラグの形状です。上から見た時計のデザインは非常に美しくまとまっているのですが、ラグ部分は太く大きく正直美しいとは言えません。

普段自分が使っている分には、時計を横から眺めることがないためあまり気にならないかもしれませんが、もっとシャープさが欲しいところですね。

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフのケースバック

ケースバックはソリッドケース仕様ですが、コーニッシュの時計でお馴染みのフランス・プロヴァンス地方の樹木がプリントされています。

シンプルなケースバックでも良いですが、こういった遊び心もアリですよね。

文字盤

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ

文字盤はいずれもブラックのセラミック仕様でケースカラーに合わせたアプライドのインデックスもとても美しいですね。

時分針は、ヴィンテージ感のある剣の形の針です。

夜光塗料は、ドレスウォッチモデルのためありませんが特に気にならないですし無くてよかったと思います。 

ストラップ

本革ストラップは、アリゲーターが型押しされた黒の本革で高級感があり文字盤にも非常によくあっています。ラグ幅は、腕時計で標準的な20mmなので既にいくつか時計をお持ちの方であれば好みに合わせて変えてみるのも良いでしょう。

最初からDバックル仕様になっているのも嬉しいポイントですね。

ムーブメント

搭載しているムーブメントは、セイコーのVK64です。セイコーのVK64は、メカクオーツムーブメントという機械式の要素をもったクロノグラフムーブメントです。

クロノグラフをリセットする際のクロノグラフ針の挙動が機械式時計のように一瞬でスタートに戻る仕様になっています。

専用ボックス

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフのパッケージ

ヘリテージ クロノグラフは、ダークブラウンのオリジナルボックスに梱包されています。

化粧箱に入ったコーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ

かなりしっかりとしたボックスで高級感があります。収納用として普段使いするのもおすすめです。

付属品は、クリーニングクロス、取扱説明書、保証書そしてコーニッシュのタグです。

着用レビュー

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフをスーツに合わせている写真

今回かなり長期間お借りしたので色々なシーンで使用することができました。

まずは、スーツスタイルです。ブラックのジャケットに少しドレスダウンしたサックスブルーのシャツで着用してみました。

ビジネスシーンでしっかりと活躍する時計です。

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフのリストショット

先述の通り、ケース径39.5mmと細腕でも合わせやすいサイズ感です。流石にシャツの下に収まる時計ではありませんが、着用感は良好です。

見た目にはかなり格好いいですね。私の職場の同僚からもかなり評判が高かったです。

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフをグレーのセーターとストライプのシャツであわせた写真
コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフをネイビーのシャツにあわせた写真

クラシカルなデザインの時計であるため、カジュアルな服装でもキレイめなファッションの方があうと思います。

レザーベルトということもあって真夏にTシャツ一枚と合わせるというのは少し使いにくいかもしれませんが、あわせられないということではありません。 

ただ、プライベートでもシャツを着る機会が多い方の方がより使いしやすい時計だと思います。

価格

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ(ステンレススチール)

さて、ご紹介したこのヘリテージ クロノグラフなかなかいい時計ですよね。

値段を見ていきたいと思うのですが、この時計を見た時にいくらだと思いましたか?

写真の撮り方もあるのかもしれませんが、高級ブランドと遜色ないデザインのためぱっと見の印象でとても高級感があって高そうだなと思いました。

 

ちょっと値段を想像してみてください。

 

頭の中で値段を想像できましたか?

 

それでは続きをどうぞ。

 

実はこの時計の値段は、たったの55,080円です。

記事のタイトルに「手頃な価格で手に入るクロノグラフウォッチ」と入れていたのでもしかしたら当てられた方もいたかもしれませんが、私は外しました。

このデザインでこの価格というのは、コスパが高くまさに高見えな時計だと思いました。

総評

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフを手に持った写真

コーニッシュが量産式で手頃な価格で時計を提供する他のブランドと違うのは、本体はもちろん、パッケージまで徹底したデザインを提供する点にある感じました。

クラシカルなデザインを壊さないサイズ感を保っていること。そしてクオーツムーブメントを採用することで薄さと価格を抑えて販売する点に非常に好感を持ちました。

パテックフィリップやA.ランゲ&ゾーネといったブランドの時計は誰もが手に入れることのできる時計ではありません。ですが、それをコーニッシュが可能にします。

コレクションボックスに入ったコーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ

コレクションケースに入れたのですが、他の高級時計に負けないデザインがやはり魅力的ですね。

純粋に美しいデザインの手軽なクロノグラフが欲しいと思っている方やプレゼント用にもおすすめです。

個人的にも「この先も長く使ってみたい!」と思わせる時計でした。

気になった方は、記事の最後に公式ページへのリンクを貼っていますのでチェックしてみてください。

基本情報

コーニッシュ ヘリテージ クロノグラフ(ローズゴールド)

ブランド: Corniche (コーニッシュ)
モデル: Heritage Chronograph(ヘリテージ クロノグラフ)
リファレンス番号: CRN016
ケースサイズ: ケース径 39.5mm / 厚さ 11.5mm
ケース素材: ステンレススチール(黒文字盤) / ステンレススチール(青文字盤) / ローズゴールド(PVDコーティング)
防水性: 5気圧

ムーブメント情報

キャリバー: SEIKO VK64 ハイブリッド メカクォーツ
パワーリザーブ: -
駆動方式: メカクォーツ
振動数: 4hz 28,800振動/時
石数: -

価格

定価: 55,080円(税込)

さらなる詳細は、以下のコーニッシュの日本公式通販ページをご確認ください。

コーニッシュ日本公式通販ストア | CORNICHE HMS WatchStore 腕時計