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【レポート】パテック フィリップ パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント

Patek Philippe Perpetual Calendars Event Logo

2018年8月11日(土)に「パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント」に参加して来ました。

残念ながら今回のイベントは写真撮影NGだったため会場の実際の様子は写真ではお伝えできませんが、展示されていた時計などを公式画像などでを交えてご紹介します。

パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント

パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント招待状
パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント招待状の表紙
パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベントのインビテーション

今回のイベントは、パテック フィリップの永久カレンダーと女性向けの複雑時計時計を一挙に展示するイベントで友人と共に参加してきました。さすが世界最高峰の時計メーカー、インビテーションも高級感があります。

歴代のパーペチュアルカレンダー搭載リストウォッチ

歴代パーペチュアルカレンダー1ページ目
歴代パーペチュアルカレンダー2ページ目

インビテーションの冊子を開くと1925年から2018年までの歴代のパーペチュアルカレンダーを搭載したリストウォッチが掲載されています。

会場はホテルニューオータニ

ホテルニューオータニ

本イベントの会場は、「ホテルニューオータニ」でした。大きな会場は、メンズのパーペチュアルカレンダーを展示する部屋とレディースの複雑時計を展示する部屋と2つに分けられていました。

パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベントの魅力

トークセッション

パーペチュアルカレンダーは、月ごとの日数の違い、4年に1度おとずれるうるう年により通常発生するずれを自動的に行ってくれるカレンダー機能を指します。日本語では、永久カレンダーといいます。

パテック フィリップ ジャパンの長野社長のトークセッションでイベントはスタートしました。パーペチュアルカレンダーは、永久カレンダーともいいますが、なぜその機構が生まれたのか。ユリウス暦とグレゴリオ暦について、そしてパテックフィリップとパーペチュアルカレンダーの歴史から時計内部の歯車の構造まで解説していただきました。

永久カレンダー自動巻きムーブメント

会場では、時計師による詳細なムーブメントの他、ケースから取り出された完成キャリバーを表と裏から実際に見ることができました。実際に展示されていたのは以下の3つのムーブメントです。

キャリバー240 Q

キャリバー240 Q フロント
キャリバー240 Q バック

外径は27.5mm、厚さ3.88mmで22金偏心マイクロローターを搭載した極薄キャリバーです。ローターのサイズは小さいですが、非常に質量があるためしっかりと巻き上げ効率を稼いでいます。

キャリバー324 S Q

キャリバー324 S Q フロント
キャリバー324 S Q バック

永久カレンダー、ムーンフェイズにデイデイト、昼夜表示に閏年の表示機能を搭載したキャリバーです。サイズは、外径32mm、厚さは4.97mmでセンターローター仕様です。

キャリバー324 S QR

キャリバー324 S QR フロント
キャリバー324 S QR バック

窓表示された曜日、月、閏年にレトログラードの日付表示機能を搭載。ムーンフェイズは、6時位置に配置されています。外径28mm、厚さは5.25mmでこちらもセンターローター仕様です。

様々なパーペチュアルカレンダー搭載ウォッチ 

Ref.5940R

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出典: https://monochrome-watches.com/

特徴的なクッション形のケースに永久カレンダーながら厚さわずか8.48mmという超極薄仕様です。極薄を実現するためにマイクロローターを搭載した自動巻きムーブメントであるキャリバー240Qを搭載しています。

Ref.5270P

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出典: https://monochrome-watches.com/

2018年新作のサーモンダイアルの5270です。植字されたブラックのインデックスも特徴的で文字盤は、光によって表情を変えます。日本ブティックでも数本しか入っていないだろうとのこと。実際に手にとってみるとずしりと重みがありますが腕に載せた感じは心地よく感じました。

搭載ムーブメントは、手巻きのキャリバーCH 29-535 PS Qです。

www.thewatchblog.net

Ref.5320G

f:id:martybear:20180811204632j:plain

出典: https://monochrome-watches.com/

1940年〜1950年代にモデルからインスピレーションを得ているためレトロなデザインですが、最新モデルです。スモールセコンドもパテックフィリップ伝統的な配置で非常に凝った仕様です。そラグには3重の段差が施されており、ポリッシャー泣かせなんだとか。

Ref.5159R

Ref.5159R

出典: https://www.acollectedman.com/

レトログラード日付表示付永久カレンダーを搭載したモデルで非常にレアピースのためブティックの方も久しぶりにみたとのこと。中央に手仕上げされたギョーシェ装飾が施されています。搭載ムーブメントは、キャリバー324S QRです。

Ref.5204R / Ref.5204P

Ref.5204R / Ref.5204P

出典: https://thekeystone.com/

デザイン、機構すべてが素晴らしい究極のグランドコンプリケーションウォッチ。トゥールビヨンやミニッツリピーターに並んで非常に制作が難しいスプリットセコンドクロノグラフを搭載しています。ムーブメントは、キャリバーCHR 29-535 PS Qです。

パテック フィリップの電子カタログ

スウェードケースに入ったパテックフィリップの電子カタログ
パテックフィリップの電子カタログ

帰り際には、本イベント限定の電子カタログをいただきました。パテックフィリップのロゴが入った高級感のあるスウェードのケースに入っていました。

パテックフィリップ パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント限定の電子カタログ

電子カタログは、レザーカバーに「パーペチュアルカレンダー&レディスコンプリケーション・イベント」のロゴが入っています。インビテーションのものと同じですね。

パテックフィリップの電子カタログ01
パテックフィリップの電子カタログ02

各パーペチュアルカレンダー搭載モデルの紹介や搭載キャリバーの仕組み、パテックフィリップミュージアムの紹介などなかなか見ごたえのある内容です。

まとめ

写真撮影が出来なかったので詳細までお伝えすることができませんでしたが、いかがでしたでしょうか。

パテックフィリップジャパンの長野社長のトークセッションも非常に勉強になりましたし、時計を見ている際に話しかけていただいたりと貴重な体験ができました。

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