日本橋三越本店で15日から開催されている『三越ワールドウオッチフェア』のプレイベントに14日に参加してきました。
当日は、W杯ロシア大会で日本代表を16強入りに導いた前監督の西野朗氏の「時間」をテーマにしたトークショーがあったのでその様子をご紹介します。
ピッチの上の時計とプライベートの時計
『トレーニングやグラウンドでは、より詳しく0コンマ何秒まで分かる時計がいい』が、一方で『プライベートでリラックスするのであれば、長針と短針だけがあればいい。時間を少し忘れたいなと思うような時は、そういう時を刻んでくれるそれなりの時計を』と西野氏のシーンごとの時計の使い分けを伺うことができました。秒単位で追われたくない時は、確かに秒針のないドレスウォッチのようなものがいいですよね。
そして、特に遠征で海外に行った際に手に入れた時計など思い入れのある時計もあるようで『その時に自分が刻んだ瞬間の時計っていうのを求めたりすることもある。やっぱりその時計を見るとこれはいい時計だった、いいゲームができたときの時計だったと』と時計からその時を思い出すこともあるのだとか。
『縁起ではないですが、その時のかえってそういう気持ちに戻ってという意味の中ではめることも』と西野市にとっての時計は自分を奮い立たせるものでもあるようです。
西野日本代表前監督にとっての時計とは
『いいゲームをした時にはめていた時計は、大事にしたいなと思いますし、今回のワールドカップでいえば最後ベルギー戦が終わった後は、時計をみてこの時間を変えられないかとペットボトルを投げつけたくなる感情にも』とベルギー戦での本音を明かしました。
また、『時計にこだわっている選手が沢山いますが、時に対する意識が高い選手があってほしい。そして自分の中でも0コンマ何秒を感じたい、そういう身近に感じなければならないもの』であるのだそう。『ピッチ上の時計が一番いいと思うので、できれば緑の芝生の上でかけられる時計をしたいなと思う』と締めくくりました。
西野氏の当日の着用モデルは?
当日のイベント登壇時は、SIHH 2018で発表されたジャガー・ルクルトの新作「ポラリス・オートマティック」を着用されていました。ポラリス・オートマティックは、通常モデルだとブラウンのレザーストラップが付属しますが、別売りのブラックのアリゲーターストラップに変えられていました。
ポラリス・オートマティックは、3針のスポーティなモデルですが、アリゲーターストラップに変えることでドレッシーになりスーツにもより合わせやすくなっている印象です。
今回は、色々と見せてもらった中から西野氏自身が瞬間的にイメージし選ばれてお借りした時計なんだそうです。イベントに来るまでは、W杯ロシア大会でも着用されていた時計を着けられていたということです。ブランド名の明言はありませんでしたが、おそらくスポンサーでもあったウブロのビッグ・バン ブルーヴィクトリーではないかと思われます。国産時計も多く所有されていることでどんなコレクションがあるのか非常に興味深いですね。
第21回 三越ワールドウオッチフェア 2018
出典: https://premium.lavida.jp/
会期: 2018年8月15日(水)〜8月27日(月)
※最終日は18:00終了
場所: 日本橋三越本店 本館7階 催物会場
住所: 東京都中央区日本橋室町1-4-1
開期中は、様々なイベントがあり独立時計師による機構の開設やトークセッションなどもあるようです。通常は展示していない普段見れないような時計も多くあるためぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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