出典: https://blog.perpetuelle.com/
A. LANGE & SOHNE(A.ランゲ&ゾーネ)の顔ともいえるLange1(ランゲ1)は、時分針がオフセンターに配置された特徴的な時計です。そんなランゲ1の文字盤には、人がパッと見て美しいと感じる「黄金比」が使われていることを知っていましたか?
黄金比とは
黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、
の比である。近似値は1:1.618、約5:8。
(黄金比 - Wikipediaより引用)
黄金比の比率は、1:1.618です。
出典: https://blog.prototypr.io/
黄金比が使われている物の代表例といえば、『ミロのビーナス』やレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、パルテノン神殿やパリの凱旋門などがあげられます。
まとめ:黄金比が使われている有名アート15選| MUSEY MAG[ミュージーマグ]
腕時計でも黄金比が使われたものがありますが、ランゲ1もその黄金比が使われていることで有名です。
ダイアルのレイアウト
出典: https://instagram.com/p/Bh091c9nnPK/
先ほどの黄金比のレイアウト表を合わせるとはっきりと黄金比が使われていることが(上部写真)分かります。
ランゲ1を初めて見た人が美しいと感じたり、いくつか時計を並べた中で小さい子供さえもこの時計がいいと純粋に惹かれるのにはこうした緻密なデザインがあるのかもしれません。
アウトサイズデイト
ランゲ1の特徴の1つ「アウトサイズデイト」は、文字盤の限られたスペースの中に通常の腕時計に比べて3倍の大きさの日付表示が採用されています。
そしてこのアウトサイズデイトの縦横の比率も黄金比の1:1.618となっています。
オフセンターに浮かぶ二等辺三角形
時間、アウトサイズデイト、そしてスモールセコンドが全てオフセンターの表記ですが、ただ単に中心から表記を外した訳ではありません。
出典: https://instagram.com/p/BhUM9S3nQhl/
上部画像からも分かるように全ての中心を線で結ぶと二等辺三角形が浮かび上がります。
まとめ
ランゲは、『1つのモデルのために1つのムーブメントを開発する』という特徴のあるブランドです。
ETAなどの汎用ムーブメントを使うブランドであれば、ムーブメントありきのデザインとなるため多少なりとも妥協が生まれますが、上記のような時計作りをするランゲだからこそ徹底した美へのこだわりが追求できるのだと思います。
基本情報
ブランド: A. LANGE & SOHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
モデル: Lange1(ランゲ1)
リファレンス番号: LS1911AA 191.021
ケースサイズ: ケース径 38.5mm / 厚さ 9.8mm
ケース素材: イエローゴールド
防水性: 3気圧
ムーブメント情報
キャリバー: L121.1
パワーリザーブ: 72時間
駆動方式: 手巻き
振動数: 21,600振動/時
石数: 43石
価格
定価: 3,834,000円(税込)
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