オメガは、初めて月に行った腕時計スピードマスターに新しいマスターコーアクシャルムーブメントを搭載し『オメガ スピードマスター アポロ11号50周年記念限定モデル』のラインナップに追加しました。
アポロ11号50周年記念限定のスピードマスター
2019年は、オメガとスピードマスターにとって特別な年です。
人類の月面着陸50周年を記念する年であり、スピードマスターもまた人類と初めて月に降り立ち、ムーンウォッチの愛称が着けられるきっかけとなった重要な年です。
今回ご紹介するオメガ スピードマスターアポロ11号50周年記念限定モデルは、キャリバー3861を搭載しています。
これは本サイトで以前ご紹介した金無垢のオメガ スピードマスターのアポロ11号50周年記念モデルにも搭載されていたものと同じムーブメントです。
キャリバー3861は、オメガのマスタークロノメーター認定を受けたムーブメントです。
オメガは4年間の研究開発を経て、キャリバー1861の後継機となるキャリバー3861を開発しました。
キャリバー3861は、15,000ガウス(1,200,000A/m)を耐え抜く対峠性能があり、これはコーアクシャル脱進機やムーブメントの多くにニヴァガウスやシリコン製の部品を採用したことで得たものです。
また、ハック機能が付き、日差0秒〜5秒という精度に高めました。
グレーの文字盤上には、ブラックのサブダイヤルに60分計、12時間計と秒針を表示しています。
9時位置のサブダイヤルには、1969年のアポロ11号から月面に降り立つバズ・オルドリン宇宙飛行士の姿がレーザー刻印されています。
このレーザー刻印はベゼルにも施されており、18K ムーンシャインゴールドが使われています。
ムーンシャインゴールドは、褪色を防ぐ、オメガが開発したイエローゴールドよりもわずかに淡い色合いのゴールドです。
ベゼルはセラミック製でタキメータースケールはセラゴールド製です。
ケース自体はステンレススチール製であることは通常のスピードマスターと変わりませんが、随所にゴールドが使用されています。
ケースを裏返すとキャリバー3861を鑑賞することができます。
ケースバックはトランスパレントバック仕様となっており、1969年7月20日10:39(アメリカ東部夏時間)に月面から地球に送信されたニール・アームストロング船長の名言と足跡の画像が月のテクスチャにレーザー刻印されています。
That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては巨大な跳躍である
オメガの限定モデルといえば、スペシャルボックスが話題に上がりますが、今回もユニークなデザインのものです。




スペシャルボックスは一見なんの変哲もないグレーのボックスですが、蓋をあけると月面着陸船イーグル号が現れます。
時計本体はこのイーグル号に巻きつけられており、上昇下降させられるようになっています。
生産本数は、6,969本と多いためそこまでレアピースにはならないかもしれません。
価格は、1,112,400円です。
基本情報
ブランド: Omega (オメガ)
モデル: Speedmaster Apollo 11 (スピードマスターアポロ11号 50周年記念)
リファレンス番号: 310.20.42.50.01.001
ケースサイズ: ケース径 42mm
ケース素材: ステンレススチール、18Kムーンシャインゴールドのベゼル
防水性: 100m(10気圧)
ムーブメント情報
キャリバー: Omega Master Chronometer cal. 3861 (オメガ マスタークロノメーターキャリバー3861)
パワーリザーブ: 48時間
駆動方式: 手巻き
振動数: 3hz 21,600振動/時
石数: 26石
価格
定価: 1,112,400円(税込)
発売: 2019年夏頃
限定: 6,969本
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