
カルティエ、IWC、ジャガー・ルクルトやピアジェといった名だたるブランドを擁するリシュモングループに新たな動きがありました。
廃止していたCEO職を復活

リシュモンは、これまで最高執行責任者(COO)だったジェローム・ランバート(Jerome Lambert)氏を最高経営責任者(CEO)に任命しました。業績悪化を理由に最高経営責任者(CEO)職を撤廃した2017年3月以来となります。
過去に同グループのジャガー・ルクルトとモンブランを経営しており、2017年に最高執行責任者(COO)に任命されるまでは、スペシャリスト ウオッチメーカー ディストリビューションの責任者を務めました。
「消費者の動向が大きく変化していく時代の中で、グループの将来の更なる成長をランバートが率いてくれるだろう。」とヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長は話します。
同じく有力候補だったジョージ・カーン(Georges Kern)氏は競合であるブライトリングの新CEOに昨年就任しています。
4-8月の売上高が25%増加
リシュモングループは、年次株主総会で4-8月の売上高の大幅な成長を報告しました。為替変動の影響を除いた恒久為替レートで25%の増加となりました。数値的には非常に好調なようですが、詳しく見てみると実際にはそうでもないかもしれません。
今回の増益の主要な要因は、最近グループの決算に連結された「ユークス・ネッタポルテ」(Yoox-Net-A-Porter)と「ウォッチファインダー」(Watchfinder.co.uk)を含む新規事業が中心となっています。これら2つを除いたウォッチ・ジュエリー部門は10%増となっています。それでもアナリストらの期待値の8%を上回る結果となりました。
詳細を見ると中東以外のすべての地域で増収となり、ヨーロッパ地域では28%増、アメリカ地域では42%とさらに大幅な回復が有りました。過去数ヶ月間の成長の大部分を締めていたアジア太平洋地域は、23%増とやや緩慢な結果ですが、全体的に好調な印象です。
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