腕時計の読みもの

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ロビン・ウィリアムズが映画「いまを生きる」で着用したハミルトンが32,500ドルで落札される

映画「ミセス・ダウト」の衣装をまとった故ロビン・ウィリアムズと妻マーシャ・ウィリアムズ
©Arthur Grace

10月4日、サザビーズニューヨークで「Creating a Stage: The Collection of Marsha and Robin Williams」(舞台を創る:マーシャ&ロビン・ウィリアムズ コレクション)が開催されました。このオークションは、故ロビン・ウィリアムズとその元妻で2010年に離婚したマーシャ・ガーセス・ウィリアムズの映画関連の記念品をはじめ、現代美術などのコレクションが出品されたもので、ロビン・ウィリアムズが収集していた時計44本も競売にかけられました。 オークションの収益の一部は、二人が支持するいくつかの団体へ寄付されます。

時計コレクターだった故ロビン・ウィリアムズ

アメリカの俳優でありコメディアンのロビン・ウィリアムズが亡くなってから4年が経ちました。コメディーからヒューマンドラマ、アドベンチャーやシリアス作品まで数々の映画に出演し世界中の人々の心を掴みました。

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また、ロビン・ウィリアムズは熱心な時計コレクターでもあり、ジャガー・ルクルト、カルティエ、IWCといった有名なブランドから一般的にはそれほど知られていないウルバンヤーゲンセン、アランシルベスタインやドクサといったブランドも収集していました。

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様々な役を演じたのと同様に収集する時計についてもクラシカルなタイムピースからアヴァンギャルドなものまで多岐にわたっていたようです。

映画「いまを生きる」で着用したハミルトン

映画「いまを生きる」, 1989年

いまを生きる, 1989年(写真: Touchstone Pictures/Getty Images)

今回のオークションで最も高額で落札されたのは、Adolf Wölfli(アドルフ・ヴェルフリ)の絵画Der San Salvathorで795,000ドル(約9,000万円)で落札されました。

ですが今回最も話題になったのは、映画「いまを生きる」(原題: Dead Poets Society)でロビン・ウィリアムズが着用したクオーツのハミルトンです。

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金メッキのヴィンテージ風のクオーツウォッチでケースバックには、「Robin Williams Dead Poets Society 1988」という刻印があります。

落札予想価格は1,000ドル〜2,000ドル(約10万円〜23万円)でしたが、最終的には32,500ドル(約370万円)で落札されました。
金メッキのクオーツのハミルトンに30,000ドルを超える落札額は非常に珍しいことですが映画でそれもロビン・ウィリアムズ着用となれば納得がいくものかも知れません。

その他のロビン・ウィリアムズの時計は、以下のリンクよりLOTナンバー108から152をご確認ください。

Creating a Stage: The Collection of Marsha and Robin Williams | Sotheby's