タグ・ホイヤーのオータヴィアの新作はパイロット・ウォッチの要素に重点をおいた『タグ・ホイヤー オータヴィア アイソグラフ コレクション』です。
タグ・ホイヤー オータヴィア アイソグラフ コレクション
オータヴィアの名前は、automobileとaviationから取られた造語で1930年代にホイヤー製のダッシュボードに初めて登場しました。
後に1960年代〜1970年代の間に製造されたレーシングクロノグラフウォッチとして登場したことは有名です。
2019年新作のオータヴィア アイソグラフは、クロノグラフではなく3針モデルのみですが、初期のホイヤー・オータヴィアに見られるいくつかのデザイン要素を持ち合わせています。
内部には、いくつかの最先端のテクノロジーが組み込まれています。それはモデル名にあるアイソグラフが関わります。
アイソグラフは、タグ・ホイヤーが開発したカーボンコンポジット製のヒゲゼンマイとテーラーメイドのテンプが付属した最新の振動子です。
タグ・ホイヤー オータヴィア アイソグラフは、42mmのラウンドケースで、その形状、回転ベゼル、大きめのリューズなどはヴィンテージのオータヴィアの特徴の一部です。
ベゼルは、スチール製とセラミック製の2パターンあります。
リューズはパイロットが操作しやすいように少し大振りなものがついており、さらにグリップ感を高めるために溝があります。
飛行機のコックピットに着想を得た文字盤は、アラビア数字でスーパールミノヴァが塗布されたインデックスにより昼夜問わず高い視認性を誇ります。
@Hodinkee
文字盤のカラーバリエーションはグレー、ブラウン、グリーン、ブルーと様々です。
ケースバックには、自動車のタイヤとプロペラを組み合わせたようなデザインがエングレーブされています。
ブレスレットは内側の一体型プッシュボタンを押すことで簡単に外すことができ、ブレスレットモデルのみに付属するNATOストラップへの変更も容易です。
ムーブメントは、自動巻きのキャリバー5です。キャリバー5といえば、通常セリタSW200をベースにしていますが、オータヴィアでは"新しいキャリバー5"を採用しました。
新しいキャリバー5は、SW200のクロノメーター認証を受けたものでタグ・ホイヤーが開発した最先端のカーボンコンポジットヘアスプリングを採用しています。
また振動子が重力や衝撃、磁場の影響をほとんど受けないようにすることができます。
このヒゲゼンマイは、すでにカレラ トゥールビヨン ナノグラフに既に使われているため最初の時計ではありませんが、タグ・ホイヤーが自社生産のムーブメントだけでなく外部供給のセリタムーブメントにも使用していることは非常に興味深いです。
基本情報
ブランド: TAG Heuer (タグ・ホイヤー)
モデル: Autavia Isograph (オータヴィア アイソグラフ)
リファレンス番号: WBE5112.FC8266, WBE5110.FC8266, WBE5111.FC8267, WBE5112.EB0173, WBE5110.EB0173, WBE5191.FC827, WBE5190.FC8268
ケースサイズ: ケース径 42mm
ケース素材: ステンレススチール、ブロンズ
防水性: 100m
ムーブメント情報
キャリバー: キャリバー5
パワーリザーブ: 38時間
駆動方式: 自動巻
振動数: 4hz 28,800振動/時
石数: 25石
価格
定価: スチールベゼル×ストラップ 405,000円、セラミックベゼル×ストラップ 415,800円 / セラミックベゼル×ブレスレット 459,000円
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