1773年に創立したウルバン ヤーゲンセンは、エレガントなドレスウォッチで知られるデンマークとスイスの両国で築かれた老舗時計メーカーです。
そんなウルバン ヤーゲンセンの2019年新作は、ラグジュアリースポーツウォッチの時計であり同社初の試みです。
ヤーゲンセンワンはウルバン ヤーゲンセン初のスポーツウォッチ
ワンコレクションは、ウルバン ヤーゲンセンのステンレススチール製のスポーツウォッチです。コレクションには3針モデルとGMTモデルに分けられ、併せて4つの時計があります。
3針モデルのRef.5241は日付表示機能が付いたモデルで、文字盤色はチャコールグレー、ソフトホワイト、ブルーの3色展開です。GMTモデルのRef.5541は、ブルー文字盤のみの展開となります。
サテン仕上げと鏡面仕上げにより立体感のあるケースは、直線はなくすべて曲線で作られています。
ケースは、それぞれラグが個別に付けられた7ピース構造になっている点も特徴のひとつと言えるでしょう。
ケースサイズは、現代的なサイズ感の41mmで、厚みは少々大きめの13.8mmとなります。防水性能は、スポーツモデルにふさわしい120m防水です。
文字盤はワンピース構造で製造されています。夜光塗料が塗られたインデックスと文字盤中央は少しくぼんでいて、波模様のグレナージュという手法を用いたギョーシェ模様が施されています。
搭載ムーブメントは自社開発のキャリバーP5で、72時間のパワーリザーブがあります。
ウルバン ヤーゲンセンは、GMTバージョンのヤーゲンセンワンのために、モジュールだけでなく機能が追加されたムーブメントを開発しました。
6時位置に24時間表示のサブダイヤルを表示します。
ケース左側の2つのプッシャーによってローカルタイムを表示する針を1時間単位で単独で調整することが可能です。上のプッシャーで日付を前に送り、下のプッシャーで戻せる仕様です。ホームタイムは、リューズによって調整することができます。
ステンレススチールのスポーツウォッチの投入によってウルバン ヤーゲンセンはより若い顧客の獲得を目指しているものと考えられます。
ウルバン ヤーゲンセンが製造してきたアーカイブの中には存在しない時計ですが、そのためこれまでのDNAを尊重しながら全く新しいものとして登場しました。
個人的にはかなりかっこいいデザインだと思うのですが、独自ムーブメントのためケースサイズが気になるところ。
特にケースサイドの厚みが13.8mmというのはかなりマッシブな印象です。
エンドユーザーの反応が気になりますね。
基本情報
ブランド: Urban Jürgensen (ウルバン ヤーゲンセン)
モデル: One Collection (ワンコレクション)
リファレンス番号: 5241(日付)、5541(GMT)
ケースサイズ: ケース径 41mm / 厚さ 13.8mm
ケース素材: ステンレススチール(316L)
防水性: 120m
ムーブメント情報
キャリバー: Caliber P5
パワーリザーブ: 72時間
駆動方式: 自動巻
振動数: 3hz 21,600振動/時
石数: 34石
価格
定価: オープン価格