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【レビュー】モーリス・ラクロア アイコンオートマティック AI6008-SS002 42mm 本当に手の届くラグジュアリースポーツウォッチ

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今回は、モーリス・ラクロア社の人気シリーズで2018年新作の「アイコンオートマティックAI6008-SS002」のレビューです。

ケースサイズが42mmのアイコンオートマティックです。

バーゼルワールド2018の発表時から個人的に注目していたのですが、実は一足先に海外の友人からお借りしていました。実際に使ってみた感想や良かった点、マイナス点などをレビューにまとめてみました。

バーゼル発表時の記事はこちらから読めます。

アイコンオートマティックについて

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出典: https://www.mauricelacroix.com/

アイコンは、2016年から発表されたモーリス・ラクロア社の人気シリーズです。初代はAIKON Gentsというモデルでクォーツモデルしかありませんでしたが、2018年のバーゼルワールドで自動巻きモデルがラインナップに追加されました。

今回レビューするAI6008-SS002は、ブレスレット仕様で3針の青文字盤のモデルとなります。ワンタッチでベルト交換ができるモデルのため純正の革ベルトも併せてお借りしました。 

ミドルレンジの価格帯で特に評価の高いブランドのためこのアイコンも気になっている方は多いのではないでしょうか。少しでも参考になれば嬉しいです。

外観レビュー

さっそく時計本体を見ていきましょう。

ケース

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ケース系は42mmで11mmで原題のスポーツウォッチとしては非常にスタンダードなサイズです。以前の記事でも記載しましたが、アイコンは同社の90年代のヒット作「カリプソ」から着想を得たモデルということでベゼルの特徴的なデザインはそれを受け継いだ形となっています。

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先代のクオーツモデル(上部写真)は、ケースの形状もよりカリプソに近い少し丸みを帯びたデザインでしたが、新しい自動巻きモデルはよりシャープでエッジの効いたモダンな雰囲気になりました。カリプソとのデザイン要素など関連性は薄まった感じがするため、別モデルとして捉えるほうが自然な気がします。

 

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新旧の違いがよく分かる画像がInstagramにアップロードされていたので掲載します。

上部写真でも分かりますが、ベゼルはサテン仕上げになっており、爪の部分はポリッシュ仕上げになっているため立体感を出すような作りになっています。

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ケース厚は、やはり自動巻きムーブメントの兼ね合いでクオーツモデルに比べて少し厚みがありますが、着用感としては気にならないレベルでした。

文字盤

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文字盤は、クオーツモデルのストライプスデザインではなくクル・ド・パリ装飾が施されています。ピラミッド形状の細かい鋲が規則正しく並んでおり、非常にエレガントな雰囲気になっています。

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ハイブランドともなると職人がすべて手仕事で刻みを入れていくのですが、流石にこちらはプレス加工のようですね。それでも太陽の下など光の下では、非常にきらきらと輝くので、満足度は非常に高いと思います。

細かいところをいえば、デイトの位置はもっと端にベゼルよりに寄せて欲しいと思うところですが、ムーブメントの仕様上ここはしょうがないかなと。

全体をみても個人的には、先代よりも本モデルのほうがより文字盤の高級感と立体感があり好みです。

文字盤は、青、黒、白の全3色展開です。

モーリス・ラクロア アイコン オートマティック ブルー文字盤(左)とホワイト文字盤(右)

青文字盤と白文字盤を比較してみました。白は膨張色のため同じケースサイズですが、少々大きく見えますね。

青文字盤も白文字盤もどちらもクルドパリ装飾が光の加減によって陰影が動くため動きがあります。

夜光

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インデックスに夜光塗料が塗布されていますが、正直いって控えめな印象です。デザインの関係で針も細いため仕方のないことですが、暗所での視認性はあまり高いとは言えません。

ブレスレット・ストラップ

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アイコンオートマティックで私が気に入った点のひとつはこのブレスレットです。この価格帯では、他にはあまりみられないほどクオリティが高いと思いました。フレキシブルでしなやか、厚すぎず薄すぎずつけ心地もなかなか良かったです。サテン仕上げのブレスに端は斜めの面取り加工がされており光が当たると反射してかなり存在感があります。

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そしてバックルの内側はペルラージュ加工がされています。円状の波紋のような仕上げがされており、細かいところまでこだわりを感じます。

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また本モデルのもう一つの特筆すべき点は、特殊な工具なしでワンタッチで簡単に交換できる仕様です。革ベルトもお借りしていたので実際に体験することができました。

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仕組みは非常にシンプルでバネ棒に「つまみ」がついているような形で、それをつまんだまま外側へベルトを引き抜くことで簡単に外すことができました。

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ベルトを外すのも着け直すのも、最初は少しコツがいりますが慣れるととても簡単でした。

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革ベルト仕様もかなりかっこいいですよね。肉厚の本革でブランドロゴがラグの付け根部分に入った高級感のあるデザインです。

ストラップのカラーバリエーションは、ブラウン、ブラック、ブルーの3色展開です。

基本的に青文字盤にはブルー、黒文字盤にはブラック、そして白文字盤にはブラウンをあわせるようです。

白文字盤に関しては、基本的にどんな色のストラップでも合わせることができるため一番遊びの幅が大きいモデルであると言えるかもしれません。

 

ムーブメント

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使用されているムーブメントは、ML115でおそらくETAかセリタベースにモーリス・ラクロア社が手を入れたものと思われます。トランスパレントバック仕様のため裏から覗くことができます。こちらもペルラージュ加工がされており汎用ムーブメントながら見せる仕上がりが施されています。正直ETAなどのムーブメントであれば裏スケじゃなくてもと思いますが、はじめて高級時計を手にされる方などには嬉しいポイントだと思います。また裏スケながら200m防水確保できているので文句なしですね。

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ちなみに表面の風防にはサファイアクリスタルが採用されていますが、トランスパレントバック部分はミネラルガラス仕様になっており価格を高くあげない工夫がされています。

着用レビュー

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私はどちらかというと腕周りが細いため一体型のラグで42mmのサイズには不安がありましたが大きすぎるという感じはしませんでした。それは普段から41mmサイズのサブマリーナーなどを着用しているからということもあるかもしれません。

また、エッジのある角ばったデザインですが、つけ心地も良好でした。

 

スーツに合わせてモーリス・ラクロア アイコンオートマティック 青文字盤を着用

スーツに合わせてモーリス・ラクロア アイコンオートマティック 青文字盤を着用してみました。文句なしに合いますね。

スーツに合わせてモーリス・ラクロア アイコンオートマティック 白文字盤を着用

今度は白文字盤を合わせてみました。落ち着いた印象ながらかなり明るいトーンの文字盤が腕元に非常に映えます。

流石にシャツの袖に綺麗に滑り込めるかといえば、そういう訳にはいきませんが気にならないレベルですね。

トランスパレントバックでありながらねじ込み式リューズで防水性も200mあるため手を洗うときなども気を使わなくていいところも高ポイントです。

前述のとおり光をうまく反射するため、着用時も太陽の下かなり存在感があります。どの角度からとっても所謂インスタ映えする時計で着けていて楽しいモデルでした。

総評

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ステンレスラグジュアリースポーツウォッチは、近年非常に人気のあるジャンルですが、ハイブランドのものとなれば中々ぱっと買えるものではありません。

アイコンオートマティックは、50万〜60万円クラスの時計に匹敵するような仕上げを20万円という手の届きやすい価格で打ち出したハイコストパフォーマンスモデルといえると思います。私自身いくつも時計を所有していますが、コレクションに迎え入れたいと思えるモデルでした。

はじめての高級時計として、またすでに時計をお持ちの方であればセカンドウォッチとしても最適なモデルだと思います。

店頭でみかけた際は手にとってみるとその面白さが分かるかと思います。

公式サイトは以下よりアクセス可能です。

時計 : AIKON AUTOMATIC | モーリス・ラクロア | Maurice Lacroix

基本情報

ブランド: Maurice Lacroix (モーリス・ラクロア)
モデル: AIKON Automatic (アイコン オートマティック)
リファレンス番号: AI6008
ケースサイズ: ケース径 42mm / 厚さ 11mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性: 200m (20気圧)

ムーブメント情報

キャリバー: ML115
パワーリザーブ: 38時間
駆動方式: 自動巻
振動数: 4hz 28,800振動/時
石数: 26石

価格

定価ステンレスベルトモデル 210,600円(税込)/ 革ベルトモデル 194,400円(税込)

あわせて読みたい

アイコンオートマティッククロノグラフモデルのレビュー記事を公開しました。

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2019年新作のアイコン オートマティック39mmの記事も公開しました。

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