腕時計の読みもの

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金無垢のG-SHOCK G-D5000-9JRが770万円35本限定で発売へ【35周年記念モデル】

G-SHOCK G-D5000-9JR

カシオは、昨年35周年を迎えたG-SHOCK(G-ショック)になんと金無垢モデルが登場しました。

これまで35周年モデルはいくつも登場してきましたが、本モデルが最後となります。

ドリームプロジェクトを実現した金無垢G-SHOCK

G-SHOCK DW-5000 IBE SPECIAL

2015年のG-SHOCK DW-5000 IBE SPECIALコンセプトモデル

元々金無垢のG-SHOCKは、2015年のスイスのバーゼルで開催された世界最大の時計見本市であるバーゼルワールドでコンセプトモデルとして発表されたものでした。

「タフネスの究極を追求するG-SHOCK」×「究極の素材」という夢へ挑み生まれたのが、金無垢を纏ったG-SHOCK。

G-SHOCKの生みの親である伊部菊雄氏が開発に携わり、2015年のコンセプトモデルは、DW-5000 IBE SPECIAL(DW-5000 イベスペシャル)と呼ばれていました。

伊部氏のカジュアルシーンにもビジネスシーンにも合うフルメタルのG-SHOCKを作りたいという強い思いから開発が開始されたそうです。

当時販売の要望も多かったようですが、実現に至りませんでした。

その後、Casio Dream Project(カシオ ドリーム プロジェクト)という名の下、実用化に向けて開発を進めていたものが遂に販売されることとなったということです。

CASIO DREAM PROJECT [18K GOLD G-SHOCK] 非売品 - YouTube

金無垢G-SHOCKは770万円

金無垢のG-SHOCK G-D5000-9JR

こちらが2019年に登場し実際に販売されることとなるG-SHOCK G-D5000-9JRです。

G-SHOCKの原点であるスクエアケースを採用したものです。2018年に販売されたGMW-B5000GD-9JFと見た目はそれほど大きく変わりはありません。

ですが、このG-SHOCK G-D5000-9JRはケース素材に金が採用されています。

また、文字盤上の表記内容は極力少なくなされているようです。

ボタン周りの印字は通常モデルと同じですが、G-SHOCKのロゴ上にはSINCE1993の文字があります。

また、文字盤のレンガ模様部分には、SHOCK RESISTのロゴ、WATER RESIST 20BARの表記のみです。

G-SHOCK G-D5000-9JRの全てのパーツを分解した様子

ケース、ベゼル、バンドはもちろんのことビスにいたるまですべてに金が使われており、その重量はなんと約297gになります。

ステンレスのG-SHOCK GMW-B5000GD-9JFは、167gでしたからおよそ1.8倍の重量ということになります。

G-SHOCKとはいえ金が使われているため、その仕上げは熟練の研磨職人によって手仕事でなされています。

通常のG-SHOCKは大量生産されるものですが、通常モデルには無いハンドメイドに近いモデルとなります。

生産本数は、世界35本限定です。

金無垢、そして手仕上げによってそのお値段はなんと770万円です。

電波受信機能により、世界6局(日本 福島局 / 九州局、アメリカ、イギリス、ドイツ、中国)の標準電波に対応するエリアでは時刻の自動修正が行われます。

また、カシオ独自のソーラー充電システムであるタフソーラーにより約10ヵ月間駆動し続けます。パワーセービング状態の場合は、約22ヵ月です。

ワールドタイム機能により世界38都市の時刻表示やLEDバックライトなど現代G-SHOCKお馴染みの機能たちはもちろん搭載されています。 

金無垢でも変わらない耐久性能

G-SHOCK G-D5000-9JRの耐衝撃構造

G-SHOCKをG-SHOCKたらしめるもの。それはやはり圧倒的な耐久性能でしょう。

もちろん金無垢のケースになってもそれは変わりません。

金は、ステンレスの1.5倍もの重量があります。そのためこの金無垢モデルのためだけに開発した新しい耐衝撃構造が採用されています。

公式動画に耐久テストを行ったものがありましたので以下に掲載します。

落下テストで金無垢の時計が叩きつけられる様子。金は元々柔らかい素材ですから傷はあっという間についてしまうようですが、問題なく時計は動き続けます。

そしてハンマーテストも同様で多少傷は着くものの時計自体に問題はありません。

金無垢の時計でこれだけのテストを一体どれだけの時間と予算がかかったのでしょうか...

G-SHOCK G-D5000-9JRの取扱店舗

金無垢のG-SHOCK G-D5000-9JRの予約受付開始は、5月15日(水)からです。

納品・受け渡しは12月以降を予定しているのだそうで、10月には消費税の増税がありますから税抜き770万円なので874万円となります。かなり高額ですね。

この価格であれば、パテックフィリップやオーデマピゲといった名だたるブランドの金無垢モデルにも手が届きます。

取扱は一部の店舗のみとなります。

  • Good time タケカワ: 栃木県宇都宮市江野町5-8
  • BEST新宿本店: 東京都 新宿区新宿3-17-12
  • ISHIDA表参道: 東京都 渋谷区神宮前4-25-15 B1F
  • 自由が丘一誠堂: 東京都目黒区自由が丘1-29-7
  • エルサカエ 富山総本店: 富山県富山市奥田町3-14
  • WING 香林坊店: 石川県金沢市片町一丁目1-29 ファーストビル 1F
  • oomiya和歌山本店: 和歌山県 和歌山市栗栖755-1
  • トミヤ クロノファクトリー表町店: 岡山県岡山市北区表町2-2-61
  • ハラダ: 徳島県徳島市東新町1-21-1
  • EYE EYE ISUZU G-Time: 香川県 高松市丸亀町7-16 グリーン西館 2F
  • PRIVE tc: 愛媛県 松山市湊町4丁目9-10
  • 小林時計店: 福岡県 北九州市小倉北区魚町1丁目3-6
  • 日髙本店プロショップ: 宮崎県宮崎市橘通東3丁目4-6

 予約受付を予定している店舗は変更になることもあるようです。

また、海外の受付店は現状未定とのことです。

さらなる取扱店の詳細情報は、以下よりご確認いただけます。

金無垢G-SHOCK取扱店舗 - 店舗情報 - G-SHOCK - CASIO

まとめ

G-SHOCK G-D5000-9JR

金無垢で770万円のG-SHOCK G-D5000-9JRをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

オリジナルのスクエアケースに金無垢素材を採用、35本限定でお値段770万円は、35周年モデルのラストを飾るにふさわしいモデルであると思います。

レアものG-SHOCKは非常に人気が出るため度々転売屋の標的の的となってしまいますが、流石にこの値段ではそれもないでしょう。

すでにステンレスでゴールドカラーのG-SHOCKをリリースしてしまっていたためにあまりインパクトがあるものではないような気になってしまいますが、実物を見ればその感じ方もまた違うのかもしれません。

気になる方は5月15日の予約受付開始をお待ち下さい!

基本情報

ブランド: G-SHOCK(Gショック)
モデル: G-D5000-9JR
リファレンス番号: G-D5000-9JR
ケースサイズ: ケース径 50.0mm×43.2 / 厚さ 13mm
ケース素材: 18Kゴールド
防水性: 20気圧

ムーブメント情報

キャリバー: - 
パワーリザーブ: フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間機能使用の場合:約10ヵ月 / パワーセービング状態の場合:約22ヵ月
駆動方式: タフソーラー(ソーラー充電システム)
振動数: - 
石数: -

価格

定価: 7,700,000円(税抜)
限定: 35本
予約受付: 5月15日から受付開始
納品: 12月以降

以下の公式サイトで詳細を確認することができます。

ORIGIN - 金無垢 G-SHOCK 18K Gold - 製品情報 - G-SHOCK - CASIO