パテック フィリップから2019年新作として年次カレンダーレギュレーターRef.5235Rが発表されました。
2011年に発表された年次カレンダーレギュレーターRef.5235の素材違いのモデルとなります。
ローズゴールドの年次カレンダーレギュレーター Ref.5235R
パテックフィリップがレギュレーターを腕時計に採用しはじめたのはごく最近であるとされています。
1900年代前半にはパテックフィリップの懐中時計にレギュレーターを採用したものがありましたが、腕時計にレギュレーターが採用されたのは、2011年に登場した年次カレンダーレギュレーターRef.5235(正確にはRef.5235G-001)がはじめてでした。
パテックフィリップのアーカイブにも腕時計に採用されたものがそれまでに見られないものであり、Ref.5235はパテック唯一のレギュレーターウォッチです。
年次カレンダーレギュレーターRef.5235は、12時位置のサブダイヤルに時針、中央に分針、そして6時位置に秒針をそれぞれ独立して配置したレギュレーター仕様です。
搭載ムーブメントは、レギュレーターにさらにアニュアルカレンダー機構を搭載したキャリバー31-260 REG QAです。
シリコン製のPalsomax脱進機を搭載し、ヒゲゼンマイ、ガンギ車、そしてアンクルにはシリコン素材であるSilinvarを採用しています。
22金マイクロローターを採用することで通常の年次カレンダーよりもわずかに薄い10mmに抑えています。
Ref.5235Rは、パテックフィリップのAdvanced Research部門が担当し生産しています。
先代のRef.5235Gがホワイトゴールドのケースだったのに対して、2019年新作のRef.5235Rは、ローズゴールドケースを採用したモデルとなります。
文字盤は、天地方向の筋目の装飾が施されており、12時位置と6時位置のサブダイヤルはサーキュレートされておりカラーはブラックです。
また、ケースは直径40.5mm、ケース厚10mmとカジュアルでもフォーマルな服装でも似合うサイズ感ですね。
温かみのあるローズゴールドとダークな印象のダイヤルがとてもスタイリッシュな印象です。
パテックが欲しいけど人と被らないちょっと通なモデルがほしいという方には最適解だと思います。
詳細はいよいよバーゼルワールド2019で発表されることとなります。
基本情報
ブランド: Patek Philippe (パテック フィリップ)
モデル: Annual Calendar Regulator (年次カレンダーレギュレーター)
リファレンス番号: 5235R
ケースサイズ: ケース径 40.5mm / 厚さ 10mm
ケース素材: ローズゴールド
防水性: 30m
ムーブメント情報
キャリバー: 31-260 REG QA
パワーリザーブ: 48時間
駆動方式: 自動巻(22金マイクロローター)
振動数: 3.2Hz 23,040振動/時
石数: 31石
価格
定価: 51,830ドル