ブライトリングから同社の1959年の伝説的なパイロットウォッチの復刻モデルが登場しました。
ブライトリング ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディションです。
本モデルは多くのブライトリングそしてパイロットウォッチファン待望のモデルとなると思います。
1959年版のナビタイマーを完全復刻
今回登場したのは、ブライトリングの1959年版のナビタイマーの復刻モデルです。
上の画像を見ていただければ一目瞭然ですが、細部に至るまで忠実に再現されており誰がどう見ても文句のつけようのない復刻モデルだと言えるかと思います。
ステンレススチールのケース径は40.9mm、ケース厚13.43mmで立体的なラグの形状や仕上げもオリジナルの初代ナビタイマーと同様です。
文字盤はオールブラックをベースとし、サブダイヤルもブラックとトーンオントーン仕様です。
インデックスには、アイボリー調のスーパールミノバが塗布されており、ヴィンテージ感を損なわないデザインになっています。
12時位置には大文字でブライトリングの文字が書かれており、そのすぐ下にはウィングのロゴがあしらわれています。
このウィングロゴには、世界最大のパイロット協会であるAOPA (Aircraft Owners and Pilots Association)のロゴは無いことからアメリカで販売されたものではなくヨーロッパ市場に向けたものであることを示しています。
風防もサファイアクリスタル風防ではなくオリジナルと全く同じ形ドーム型のアクリルガラスが採用されています。
また、スライドルールベゼル付きの回転ベゼルには1959年モデルと同様に94個のビーズで装飾されています。
実はこのビーズの数は何度か変更が加えられており、1950年代初期のモデルは125個、1960年のモデルは93個となっています。
非常に小さな違いですが、このビーズの数までも忠実に再現するこだわりようです。
内部に搭載するムーブメントは、ブライトリングのキャリバー01をベースにしたCOSC公認クロノメーター認定を受ける新型のキャリバーB09です。
もちろん駆動方式はオリジナルと同様に手巻き式です。
ケースバックは、ソリッドケース仕様でステンレススチール、新しいブライトリングのBロゴ、シリアルナンバー、そしてリファレンスナンバーのAB0910がエングレーブされています。
生産本数は、1959年にあわせて1959本限定となります。
まとめ
ブライトリング ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディションの発表を目にした時は正直目を疑いました。
まさかここまで忠実に再現したモデルを投入すると考えつかなかったからです。
ブライトリングのジョージ・カーンCEOは以下のように述べています。
昨年は、ブライトリングが受け継ぐ遺産に大勢の方々が常に情熱を注いでくださっていることや、新モデルだけではなく、未来に残すべき遺産や歴史あるタイムピースに対する関心も非常に大きいことを知り、とても感動しました。新しいブライトリングファンや数十年にわたって当ブランドを追い続けてくださっている方々にとって、ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディションは伝説に富む当社の歴史のひとコマを手に入れ、自分だけのピースを楽しんでいただける絶好の機会となるはずです
ブライトリング CEO ジョージ・カーン
チャレンジングな新しいモデルを投入するだけでなくこうした歴史的なモデルをラインナップに追加することは個人的にはポジティブです。
同氏のInstagramでは、バーゼル2019のプレビュー投稿がいくつかポストされています。その中には、このナビタイマーRef.806 1959 リ・エディションのローズゴールドモデルも掲載されています。こちらはパンダダイヤル仕様のものです。
バーゼルまであと数日ですが、引き続きこうした復刻モデルが登場するのか非常に楽しみです。
基本情報
ブランド: Breitling (ブライトリング)
モデル: Navitimer Ref.806 1959 Re-Edition(ナビタイマー Ref.806 1959 リ・エディション)
リファレンス番号: AB0910
ケースサイズ: ケース径 40mm / 厚さ 12.86mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性: 30m
ムーブメント情報
キャリバー: Breitling キャリバーB09
パワーリザーブ: 70時間
駆動方式: 手巻き
振動数: 4hz 28,800振動/時
石数: 39石
価格
定価: 960,000円(税抜)
限定: 1959本