セイコープロスペックスの「マリーンマスター プロフェッショナル 1968 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン」がスイスのジュネーブで開催されたジュネーブウォッチグランプリで「スポーツ」賞を受賞しました。ジュネーブウォッチグランプリ(通称GPHG)は、腕時計のアカデミー賞と呼ばれその年の時計界を締めくくる祭典です。GPHGについての詳細と2018年の結果については、先日投稿した「GPHG ジュネーブウォッチグランプリ2018の受賞結果まとめ」に記載していますのであわせてご覧ください。
セイコーのGPHG受賞歴
セイコーは、GPHGでこれまで3度受賞歴があります。2006年に世界で初めて電子インク技術のEPDを採用した「スペクトラム」で電子時計部門賞を2010年は「スプリングドライブスペースウォーク」がスポーツウォッチ賞を受賞しています。
機械式時計では、2014年にグランドセイコーの「メカニカルハイビート36000 GMT」が小さな針賞を受賞しています。
そして今回の受賞は、機械式時計で2度目セイコーにとって4度目の受賞となりました。
1968年の復刻ダイバーズモデルが受賞
今回受賞したのは、「マリーンマスター プロフェッショナル 1968 メカニカルダイバーズ 復刻デザイン SBEX007」です。
セイコーは、1965年に国産初のダイバーズウォッチ通称62ダイバーを発表しました。そのわずか3年後の1968年には、国産初の300m防水で当時最高水準の10振動のハイビートモデル「6159-7001」を登場させます。
今回のSBEX007は、その1968年にリリースされた「6159-7001」を復刻したモデルです。
オリジナルと同様に裏蓋がなく気密性の高いワンピース構造のケースに内部にはハイビートのキャリバー8L55を搭載しています。
見た目は、ワンピース構造のケースに4時位置のリューズ、3時位置の日付表示機能に少し高めのベゼルと文字盤デザインとオリジナルを忠実に再現してます。
ケースサイズは、オリジナルモデルの43.5mmよりも少々大きい44.8mmです。
出典: Hodinkee
初代モデルは、植村直己、松浦輝夫の両氏がエベレスト登頂時にに使用されたことでも知られており不動の信頼性を持つモデルです。そしてそれを受け継ぐ国産ダイバーズウォッチの魅力の詰まったモデルが受賞したのは非常に記念すべきことです。
基本情報
ブランド: Seiko (セイコー)
モデル: 1968 Automatic Diver’s Re-creation Limited Edition(マリーンマスター プロフェッショナル 1968メカニカルダイバーズ復刻デザイン)
リファレンス番号: SBEX007 (SLA025)
ケースサイズ: ケース径 44.8mm / 厚さ 15.7mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性: 300m
ムーブメント情報
キャリバー: キャリバー8L55
パワーリザーブ: 55時間
駆動方式: 自動巻
振動数: 5hz 36,000振動/時
石数: 37
価格
定価: 550,000円(税抜)
限定: 1,500本