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映画『ファースト・マン』に登場する時計まとめ

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出典: Universal Studios

今後公開される予定で、時計好きならきっと気になっているだろう映画といえば『ファースト・マン』ではないでしょうか。アメリカでは既に10月12日から公開されていますが、日本での公開は2019年の2月8日を予定しており、今回は一足先に映画『ファースト・マン』に登場する時計をご紹介したいと思います。

映画『ファースト・マン』とは

『ファースト・マン』は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ映画で、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士のニール・アームストロングの半生を描いた作品です。

デイミアン・チャゼル監督は、わずか3億円という低予算で制作した映画『セッション』で第87回アカデミー賞において5部門にノミネートされ、『ラ・ラ・ランド』でも第89回アカデミー賞で合計で6部門を受賞したことで知られています。

映画の原作は、ジェームズ・R・ハンセンによるニール・アームストロングの伝記『ファーストマン:ニール・アームストロングの人生』です。

 

 

映画『ファースト・マン』で着用された時計とは

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出典: Universal Studios

NASAは、アポロ宇宙船で使われる全ての計器に非常に厳しいテストを行いました。NASAは、1964年後半に3つの時計ブランドをテストしました。10以上の過酷な検査を耐え抜き正常稼働し続け、1965年3月に正式に採用されたのは、オメガのスピードマスターでした。

オメガ スピードマスター ST105.003

オメガ スピードマスター ST105.003

Omega Speedmaster ST 105.003

トレーニング中のシーンでアームストロング演じるライアン・ゴズリングが着用したスピードマスターです。アプライドのオメガのロゴ「Ω」が特徴的で劇中のシーンでは宇宙服の上から着用するためストラップが非常に長くなっていました。

オメガ スピードマスター ST 105.012 "ムーンウォッチ"

オメガ スピードマスター ST 105.012 "ムーンウォッチ"

Omega Speedmaster ST 105.012 “Moonwatch”

アームストロング船長演じたライアン・ゴズリングとバズ・オルドリンを演じたコリー・ストールが宇宙飛行士としてアポロ11号で着用したスピードマスター(通称:ムーンウォッチ)です。

実際の歴史では、月着陸船「イーグル」が月面着陸した際に、アームストロング船長、マイケル・コリンズとバズ・オルドリンがこのスピードマスターを着用していました。アームストロングが最初に月に降り立ち、オルドリンが2番目に月面を歩いた人物となりましたが、無重力そして真空という宇宙空間に耐えられたのはオルドリンのスピードマスターだけでした。そのためオルドリンのスピードマスターは、宇宙空間を耐えた最も重要な時計の一つとされています。元々実物は、スミソニアン航空宇宙博物館に所蔵されていたのですが、途中で姿を消してしまい、現在はどこにあるのかは不明とのことです。

オメガ CK 2605

オメガ CK 2605

Omega CK 2605

手巻きムーブメントキャリバー266を搭載した1950年代の時計です。これも劇中ではゴスリングが着用していたモデルです。ラ・ラ・ランドで主人公を演じたときも同様のヴィンテージのオメガを着用していました。

オメガ ストップウォッチ

オメガ ストップウォッチ

Omega Stopwatch

トレーニング中にNASAのエンジニアが使用した1960年代のストップウォッチです。

まとめ

オメガの時計は、これまで何度もハリウッド映画のスクリーンに登場していますが、歴史に密接に関わりのあるものはあまりありませんでした。有名なもので言えば、トム・ハンクスが、宇宙飛行士ジム・ラベルを演じた1995年の映画『アポロ13』でしょうか。

オメガは、1964年にNASAの宇宙計画に時計を供給できた唯一の時計メーカーであり、宇宙探査においては比類ない歴史を持っています。そしてNASAのヒューマン・スペース・フライトプログラムへの唯一の時計サプライヤーで、今日でも宇宙飛行で使われているそうです。

実際に活躍したオメガの時計をスクリーンで観るチャンスはもう数カ月後です。非常に楽しみですね。