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【レビュー】カシオ G-SHOCK GMW-B5000 TFG-9JR フルメタル 入手困難な限定ゴールドモデル

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出典: https://forums.watchuseek.com/

今回は、非常に人気が高くどこも売り切れ続出のG-SHOCK GMW-B5000のゴールドモデルをレビューします。

初代G-SHOCKのDNAを受け継ぐフルメタルモデル

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出典: https://g-shock.jp

G-SHOCKは、1938年にファーストモデルのDW-5000C(上部写真)がリリースされてから今年35周年を迎えました。その歴史を振り返ると本当に様々なモデルがリリースされ世界累計出荷が1億個に達しました。そんな大ヒットのG-SHOCKが、当時20代の若手社員が「落としても壊れない丈夫な時計」という一行の企画書からはじまったことはあまりにも有名です。

そんな初代5000シリーズは、今までに様々なカラーバリエーションやコラボモデルが登場し今現在でも色褪せないモデルですが、遂にフルメタル仕様が35周年を記念し登場しました。
フルメタルにするにあたりカシオは、デジタル液晶のモジュール部分と外装のステンレスケースの間にファインレジンを挟むことで外部からの衝撃を緩和するShock Resitantという新しい耐衝撃構造を導入しました。ただ形が再現されているのではなくしっかりとG-SHOCKのDNAを受け継いだモデルとして完成されています。

外観レビュー

ケース

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出典: https://forums.watchuseek.com/

ゴールドモデルはIPコーティングされており、もちろん本物のゴールドが使われているわけではありません。上の写真からも分かるかと思いますが、色味はきついイエローゴールドという感じではなく温かみのありとても好印象です。

ポリッシュ仕上げのケースはどうしても傷がつくことからは避けられなさそうですが、しばらく使ってみた上で確認しても大きく目立った傷はありませんでした。

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出典: https://forums.watchuseek.com/

ケースバックは、スクリューバック仕様で限定モデルのゴールドは35周年を記念する刻印がされています。シルバーモデルは裏面はそのままステンレスなのですが、こちらはブラックのカラーがゴールドと非常にあっていて特別感がありました。

文字盤(モジュールとアプリ)

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出典: https://www.hodinkee.com/

GMW-B5000は、5000シリーズが備える標準機能はすべて備わっています。液晶LCDはどの角度からも視認性が高いSTN液晶を搭載しており、さらにソーラー充電にも対応しています。デイデイト(日付曜日表示)、アラームやバックライトはもちろんマルチバンド6と呼ばれる電波受信機能もあります。日本は福島局と九州局、そして中国、北米、イギリスとドイツの標準電波を受信し時間が自動修正されます。

そしてこの時計の最も面白い機能は、スマートフォンと接続できる点です。G-SHOCK CONNECTEDというスマートフォンアプリとBluetooth通信で連携し自動時刻修正と時刻設定などが可能です。アプリのUIも分かりやすく特に戸惑う場面はありませんしIT企業に務める私としては非常に面白い試みだなと感じました。

私はそうではないのですが、もしあなたが世界中を飛び回るような人であればアプリを介して現地時刻にサクッと変更できるのも高ポイントかもしれませんね。

ブレスレット

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出典: https://www.hodinkee.com/

ステンレススチールのブレスレットは、初代DW-5000Cのサイズ感を合わせ、ラグからバックルまでのデザインはそのままに専用のクラスプ(バックル)を搭載した形となっています。

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出典: https://forums.watchuseek.com/

クラスプ側での微調整も可能で、折りたたみ式のため堅牢性を確保した作りです。

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出典: https://forums.watchuseek.com/

ブレスレットのコマは、普通のバネ棒仕様のため慣れている人であれば簡単に調整することが可能です。

ブレスレットの着け心地はそこまでよくない印象で、これは構造上仕方がないかなと思います。それよりも初代のデザインを再現しているところに意味があると思いました。

着用レビュー

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出典: https://www.ablogtowatch.com/

着けてみた印象は、やはり重たいというのが最初に来ます。通常のラバーのG-SHOCKは、私もサイクリング用に所有していますが、軽くて着けているのを忘れるほどという感じですが、フルメタルともなるとずしりとした重みを感じます。普段からサブマリーナを着けているので私は違和感はありませんでしたが、日頃軽い時計を着けられている方からすると肩が凝るんじゃないかと思うかもしれません笑

総評

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出典: https://forums.watchuseek.com/

これまで金の時計をあまり着けたことがありませんが、G-SHOCKのデザインも相まって嫌らしい印象はなく、むしろカジュアルウォッチの中ではトップクラスの格好良さではないかと思います。

Tシャツ一枚で着けてもかなりアクセントになりますし、レザージャケットに合わせても非常に合いそうです。ゴールドは、さすがにスーツを着るような仕事にはあまり向かないとは思いますが、シルバーモデルだったらアリかもしれません。

一体型のラグに見た目の高級感は、ラグジュアリースポーツウォッチをも想わせる雰囲気があります。といっても機械式時計ではないですし価格設定的にも実際にはそうではないのですが。ただ実際に着けてみればその雰囲気が伝わると思います。

オールラウンダーでは無いものの堅牢性を備え、腕に着けていると思わず二度見してしまうようなインパクトのある時計であることは間違いありません。

G-SHOCKの限定モデルは、プレミア価格がつくことが多いですが、この格好良さはそれも頷けます。生産終了モデルですし、本当に欲しいと思うのであれば確かに高い金額ではありますが、さらに高くなっていく可能性も十分にあるため今のうちに購入してしまうのもアリ...かもしれませんね。

在庫状況はこちらの記事からも確認できます。 

基本情報

ブランド: G-SHOCK(Gショック)
モデル: GMW-B5000
リファレンス番号: GMW-B5000 TFG-9JR
ケースサイズ: ケース径 49.3mm×43.2mm / 厚さ 13mm
ケース素材: ステンレススチール
防水性: 20気圧

ムーブメント情報

キャリバー: -
パワーリザーブ: フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間機能使用の場合:約10ヵ月 / パワーセービング状態の場合:約22ヵ月
駆動方式: タフソーラー(ソーラー充電システム)
振動数: -
石数: -

価格

定価: 70,000円(税込)
限定: 生産終了

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