出典: https://monochrome-watches.com/
タグ・ホイヤーを代表する時計のひとつとして「モナコ」が上げられますが、今回ご紹介するモデルは、ガルフがル・マン24時間レースで初優勝を飾ってから50周年になることを記念した「ホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ ガルフエディション」です。
タグ・ホイヤーとガルフのつながり
ホイヤー（当時はまだタグ・ホイヤーでありませんでした）とガルフ、当時はまだオフィシャルではありませんでしたが、その歴史は1971年の映画「栄光のル・マン」までさかのぼります。マイケル・ディレイニー役を演じたスティーブ・マックイーンが、キャリバー11を搭載した青文字盤のモナコRef.1133Bを劇中で有名なポルシェ917Kを運転する際に着用していたことから瞬く間に人気を博しました。
917Kは、ペールブルーとオレンジのストライプ「ガルフカラー」にペイントされていました。
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今回2018年限定モデルとしてリリースされたガルフエディションもこのカラーリングが採用されています。
歴代のガルフエディション
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この50周年記念モデルは、タグ・ホイヤーとガルフのはじめての時計ではなく、実際は5代目です。初代モデルは、2005年に4,000本限定で販売された「モナコ ヴィンテージ CW2118」です。カラーリングもガルフオイルのオレンジとペールブルーではなく赤と青のストライプのためガルフモデルと分かりづらいですが、上のスティーブ・マックイーンの写真を見ると分かるかと思います。
2代目は「ガルフII モナコ CW211A」で2007年の40周年記念に販売され、3代目は2009年にリリースされた「ガルフIII CAW2113」です。4代目は、最新作と非常に似ていますが、こちらは限定ではない通常モデルの｢CAW211R｣です。（写真左から初代、2代目、3代目そして4代目）
タグ・ホイヤー モナコ ガルフ 2018 スペシャルエディション
最新のモナコガルフスペシャルエディションは、GULFのアイコニックなペールブルーとオレンジのレーシングストライプを文字盤にあしらったモデルで、そのカラーリングとロゴ以外の見た目の90%をオリジナルに忠実に再現しているという部分もポイントです。
39mmサイズにお馴染みの角型ケースのステンレス製で、リューズはオリジナルにならってケース左側にクロノグラフのプッシャーは右側に配置されています。また通常のモナコ同様にキャリバー11の自動巻きムーブメントが搭載されています。限定版ではないガルフエディションとの違いは、以下の通りです。
- ブルーではなくブラックのオレンジのステッチの入ったレザーストラップ
- ストライプのペールブルーカラーがより明るくよりオリジナルに近い色である
- ケースバックのガルフのデカールがある
これらの違いはそれほど大きいものではないですが、50本限定というところにこの時計の存在価値があるのかもしれません。通常のタグホイヤーの限定モデルは500本〜1,000本程度で、そのため50本という本数は非常にレアでありコレクター垂涎ものであると思われます。
基本情報
ブランド： TAG Heuer （タグ・ホイヤー）
モデル： Monaco Calibre 11 （モナコ キャリバー11）
リファレンス番号： CAW211T.FC6440
ケースサイズ： 39 mm / 厚さ mm
ケース素材： ステンレススチール
防水性： 100m（10気圧）
ムーブメント情報
キャリバー： TAG Heuer Calibre 11
パワーリザーブ： 42時間
駆動方式： 自動巻
振動数： 4hz 28,800振動/時
石数： 59石
価格
定価： 739,800円（税込）
限定： 50本
