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スティーブ・マックイーンのロレックス サブマリーナーRef.5513がPHILLIPSオークションに登場!

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出典: https://www.phillips.com/

昨年のフィリップスオークションは、ポール・ニューマンが実際に所有していたポール・ニューマンデイトナが過去最高額で落札されましたが、それに続いて今年もフィリップスで大きなアナウンスがありました。

スティーブ・マックイーンのロレックス サブマリーナ Ref.5513

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出典: https://www.phillips.com/

世界的オークションハウスフィリップスは、"The King of Cool"(キング・オブ・クール)と呼ばれたアメリカの名俳優"Steve McQueen"(スティーブ・マックイーン)のロレックスサブマリーナRef.5513が、オークションにかけられることを発表しました。(2009年にアンティコルムのオークションで234,000ドルで落札された同氏のサブマリーナRef.5512とは別の時計です。)

このサブマリーナ5513は、1960年代にスティーブ・マックイーンが購入し、1970年代後期に彼のスタントマン"Loren Janes"(ローレン・ジェーンズ)にギフトとして贈ったものです。

ローレン・ジェーンズは、1958年から数多くの映画でマックイーンと一緒に仕事をするようになり、映画『ブリット』では運転シーンの約半分を彼が担当しました。

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出典: https://www.phillips.com/

時計のケースバックには、

LOREN, THE BEST DAMN STUNTMAN IN THE WORLD. STEVE.

直訳するならば「ローレン、世界でクソ最高なスタントマン。スティーブ。」と盟友へ贈ったことばが彫られています。

天災から生還したロレックスサブマリーナRef.5513

 この時計は、2016年にロサンゼルスで発生した"Sand Fire"(サンドファイアー)と呼ばれる大規模な山火事から生還した時計です。数万人が避難を余儀なくされ、ジェーンズの家を含む18戸の家屋が全焼しました。

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出典: http://www.rolexmagazine.com/

全てが失われたと思われましたが、彼の妻と娘によって灰の中からサブマリーナが発見されました。

現在の所有者は、ロサンゼルスの不動産ブローカーで記念品コレクターのマイケル・アイゼンバーグ氏です。実はジェーンズの家族にこのサブマリーナーが瓦礫の中に残っていないか探すようすすめたのもこの人物でした。

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出典: https://www.phillips.com/

5513が発見された際に、ロレックスUSAに持ち込まれ修理されました。実際にどんな修理がなされたのかは不明ですが、ケースが新しくなり文字盤も換装されたようです。それでも未だに山火事の際についたであろう"すす"が、ケースバックやブレスレットのクラスプに見受けられます。ロレックスサブマリーナの耐久性の高さが分かるストーリーですね。

そして修理から返ってきた際にアイゼンバーグ氏は、ジェーンズ家より購入されたそうです。

ロレックスサブマリーナRef.5513の予想落札額

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出典: https://www.phillips.com/

スティーブ・マックイーンのロレックス サブマリーナRef.5513でかつ、天災からの生還というストーリーを持つ非常に特別な一本。

予想落札価格は、300,000ドル〜600,000ドルで日本円にして約3,300万円〜6,600万円程度です。

また楽しみな一本ですね。ハンマープライスやいかに!

ちなみにロレックスサブマリーナRef.5513は、現在も中古市場で見かける時計です。昨年のポール・ニューマンデイトナによってデイトナはモデルを問わず非常に人気が高まりましたが、今回のマックイーンのサブマリーナによって何か変動はあるのでしょうか。こちらも気になりますね。

 

 

 本記事は、こちらこちらの記事を参考に執筆しています。

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